食育で虫歯予防

乳歯や生えたばかりの永久歯は虫歯になりやすいです。小児は甘いものを口にする機会が多く、しかも間食も多くなりがちです。

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甘いものは癖になります。甘いものの食べすぎは食事時の食欲を減退させ、糖分の消化には、多くのビタミンとカルシウムが必要となり、栄養のバランスがくずれてしまいます。食のバランスをよく考えてる事が大切です。少なくとも3歳未満の小児には、キャンディー類、チョコレート類はできるだけ食べさせないようにしましょう。食べたことがないと欲しがりません。低年齢児の味覚はまだ未発達です。この時期に甘みの強いものを与えると味覚の発達が妨げられ、野菜などの味がよくわからなくなり、好き嫌いが多いこどもになってしまいます。食生活が親のコントロール下にある時期に正しい食事をする事がもっとも大切だと思われます。

 

おやつの与え方

砂糖だけでなく多くの炭水化物は細菌によって代謝され酸が作られ、歯を溶かします。断乳の遅れは虫歯が増える原因になるといわれています。口の中に糖分のある時間を短くすることが大切です。食事やおやつ以外にジュースを飲むことはしないで、お茶などにし、3歳児以上は「~を食べたらダメ」ではなく、決まったおやつの時間に食べるように、飲食の回数を少なくすることが大事なのです。ダラダラ食いをやめることは非常に効果があります(歯科機器)。

妊娠中の注意点

妊娠すると、生活も体も変化します。女性の体のホルモンバランスが変わり、唾液の分泌量が減少したり食事の回数が増えるなど、虫歯になりやすい状態になる事が多いです。また、食事量も増え食生活も変化します。妊娠が安定期を迎えたら、歯とお口の健康診断を受け、出産前に虫歯や歯周病は治療しておきましょう。歯周病のあるお母さんから低体重児や早産になりやすいなどのデータもあります(歯科ユニット)。